後悔しない人生にするための生き方のススメ！【一歩を踏み出すための話】

2019/04/08

言葉はプレゼント

私たち人間だけなんです。プレゼントを言葉で渡そうとする動物は。

いないですよね？

そもそもこの地球上には、ものすごい数の動物が、私たちが存在する前からいますが、私たち人間だけです。自分の中にある「想い」というものを「言葉」というツールを使って、相手に届けようとする願望を持った唯一の動物、それが人間です。だから私たちは、話し方や、コミュニケーションで、悩むんです。

だから人は悩むんです

もしも私たちの中に、「想いを言葉で伝えよう」という願望がなければ、悩んだりしません。だって願望がないのに「悩み」など生まれないからです。私たちの悩みの「根本」は「願望があるから」なんです。「分かってほしい」「伝えたい」っていう。その願望が強ければ強いほど私たちは思い悩みます。

人間らしさについて

だから僕はこう思うんです。「伝わらないこと」や、「コミュニケーションで悩むこと」は「人間らしいなぁ」って。私たちが人間らしさをもしも損なってしまったら、そんな悩みは持ちません。だから「悩みなさい！」とまでは言いませんが、もし悩みを持ったら、「人間らしいんだな自分は。」「こんなに伝えたい想いが溢れてるんだな」って。まずは受け止めてあげて欲しいんです。自分のことを。

自分責め禁止

「これは私が悪いんだ」ってすぐに責めない！そんなに安直に自分を責めない。

まずは受け止めるです。「相手のことを受け止めよう！」「相手のことを知ろう！」っていっぱい話し方の学校では言っていますが、「相手のことを知ろう」「相手のことを受け止めよう！」それができるかどうかは、「自分のことを知ろう！」「自分のことを受け止めよう！」それができないと、なかなかできなかったりするのも人間なんです。

人間の業（ごう）について

ある意味人間の業（ごう）のようなものですね。業ってわかるかな？もともと持って生まれた思い悩むようなものがあるってことです。

レベルが高い人や、レベルが高い動物しか業は持たないですね。人間ってレベルが高すぎるようになっちゃったんです。だからこそ、私たちは思い悩む下等動物には決して出来ない高尚な贅沢な悩みというものを生み出せるようになってしまいました。

想いを届ける

でも私は「ずっと悩んで立ち止まってはいたくない」って、やっぱりその「悩みの先にある願望を満たしたい」って思っているんです。
つまり、「想いを届けたい」そう思っています。

最後のワーク

だから今日は、ベーシックコースのマインドの総括の最後のワークとして、「想いを言葉にする」というワークを行います。

今日は今まで皆さんが出会ってきたたくさんの人の中で3名だけ選んでいただき、「その3名にどんな言葉のプレゼントを送りたいか」というワークを行います。

もう四年前の話になります。うちの会社のナンバー2、ヒロキングのお母さんが突然死をされました。ものすごく元気なお母さんで、ヒロキングって知っている人は知っていますけれど、ほとんどしゃべらない男ですね。事務所で8時間一緒に仕事をしても僕から話しかけない限りは一言も喋らないっていう男の子なんですけど、お母さんは真逆で、すごくよく喋るお母さんで、いつも朗らかで明るくて、仕事もなさってましたし、ボランティアの団体にも入っていて、リーダーのような役もしてるような、いつも周りに人が集まるような、そんな女性でした。

ある日曜日の朝、お母さんはずっと、いつも起きる時間に起きないで、寝てらっしゃったそうです。まあヒロキングから見たら、お父さんとお母さんから見ると旦那さんも家にいたし、ひろキングも家にいました。でも、いつもはかかない「いびき」をかいていたそうです。なので「特別疲れてるんだろうな。寝かしといてあげよう。」という思いやりで、そのまま寝かしといてあげたそうです。

正午になっても起き上がってこなかったので、「さすがにこれはおかしい」そう思って救急車を呼んで、救急搬送して、そのまま天国に行かれました。何の前触れもなくです。もう通夜が終わってお葬式も終わって、ヒロキングが久しぶりに会社に出社してきた時に聞いたんです。「ヒロキング、お母さん日曜日に亡くなったよね？」「はい。」「土曜日どんな会話した？」

家に帰ったら「ひろき、今日何かあった？」って聞かれましたって。「お前何て答えた？
」「別に・・、と答えました。」お母さんへの最後の言葉は「別に」だったそうです。

時は戻らないので、もう一度お母さんにその時本当に伝えたかったことを伝えることはリアルにはもうできないです。

どういうことかわかりますか？

あなたがその大切な3人に伝えたいと思った想いを「言葉で伝える」というチャンスは、いつまでもないんです。全ての人に必ず、ハンマーが振り下ろされる時が来ます。人生終わるんです。

相手も、私たちもです。だから、伝えたい想いが沸き起こったら、すぐに伝えなければ、その想いは、「なかったことと同じこと」になってしまいます。それじゃあ願望は満たせないんです。