【ホンモノのプロフェッショナルとは?】思いやりと行動・・・
プロフェッショナル
「プロの話」を聞きました。
考えさせられることが多かったので、シェアさせて頂きます。
ある、商売人の方からお聞きした話です。
プロの話
一番リクエストが多かったのは、「プロの話しをして欲しい。」このプロの話っていうのが、これを聞いていただくとよく分かると思うんですけれど、人生ってあの、プロにならないと辛いんです。分かりますか?プロにならないと辛いんです。私は商人なんです。で、商人って何ですか?っていうと、商人とは金儲けのプロなんです。
プロだから、今、不況だから儲からないとか、そういうこと言っちゃダメなんです。私たちは金儲けのプロです。違う人いたらごめんね。私たちの話、商人として話ししてますからね。
商人はいつもお金儲けを考えなければいけないんです。
これ何故かというと、相撲取りは明日の試合に勝つことに全力をあげるんです。分かります?ずーっと考えて、「あいつをどうやって投げてやろうか?」って考えるんですよ、相撲取りはね。相撲取りじゃないのに「あいつをどうやって投げてやろうか?」って考えてるやつおかしいですよ。これ、危ない人ですからね。
でも相撲取りで考えないのはもっとおかしい。坊さんというのは「欲を捨てなさい。」ね?あれ、仕事ですから。坊さんのくせにのべつ金儲けを考えてるやつも危ないんです。
屋根屋はしっかり屋根瓦を貼ることを考えたけど、基礎屋はしっかり基礎を作ることを考える。商人はしっかり金儲けをしなきゃいけないんです。
商人とは?
何故かって言うと、私たちは社会の心臓なんです。この心臓が、どっくんどっくんどっくんと動くから血液が流れるんです。その心臓が弱ってきちゃうと、血液が余分に流れないんですよ。
だから今、日本が苦しいのは、血が流れてないんです。なぜ流れなくなっちゃったかって言うと、商人が金儲けを一生懸命しないからなんです。あたかも金儲けをすることが悪いように思っているんです。でも、お金儲けをすると社員につつがなく儲かってる会社で、社員に給料払っていない会社とか、私は見たことないんです。ね。で、儲かってる社員に給料払うんです。儲かっている会社のリストラとか、あまりないんですよ。分かりますよね?それから、支払い先に払わないとかもないんです。
商売っていうのは、一生懸命やると、生業が生きられるんです。ところが、生業を忘れて、あたかもボランティアをやることのほうが正しいように思っちゃう人がいるんです。ところがボランティアというのは、生業があるからできるんです。もし生業がなくなると、その人は、かかるのになっちゃうんです。
分かりますか?立場が変わっちゃうんですよ。そのボランティアを支えてるのは事業家なんです。それで余ると税金に払うです。この税金が福祉を支えてるんです。事業家というのは生業を支え、ボランティアを支えるんです。それから福祉を支えてるんです。
そのことをしっかり自負して、しっかり儲けなきゃダメなんです。
戦争が終わったら、何やったら儲かるか?戦争が始まったら何したら儲かるか?不景気のときは何したら儲かるか?景気の良いときには何したら儲かるか?ずーっと、考えてなきゃいけないんです。これがプロなんです。
プロフェッショナルとは?
プロっていうのは全てが違うんです。
まず笑顔が違う。プロの笑顔と、プロじゃない笑顔ってのがある。プロの笑顔だと、プロってね、お金になる笑顔なんです。あの人の笑顔いいわね!またあの人の笑顔に会いたくなっちゃう!ぐらいの笑顔じゃなきゃプロじゃないんです。
プロは顔が違うんです。シャッターが閉まってる。
「何で開けないの?」「壊れてるから。」
「何か書きな。」「シャッターが壊れてます。」これはプロじゃないんです。プロは「シャッターが壊れてるけど、中で元気でやってます!笑顔で待ってます!」とか、ね?プロっていうのはね、紙1枚見た時に、そこに行きたくなっちゃうようなことを書かなきゃいけないんです。
それが、「このお知らせ書いておきなさいよ!」って言うと、「お知らせどこに貼った?」って言うと、「あそこです。」って。人間の目って大体これからいくらか下見るんですよ。下見るのが、平気で「上に貼ってあります。」って言ってるの。「上見ながら歩いてる奴が何人いるか、計算したことがあるんですか?」プロとしての張り紙じゃないんです。
それから前に車がバーバーバーが通ってて、人間がろくに通らない所があるのに、こういうところでものを見て書くと、自分は見えるんです。貼ると車から見えないんですよ。車しか通らないところに、人間しか見えない張り紙をするのは、プロとしておかしいんです。
プロって違うんです。この前もお好み焼屋に行ったら、「ガス栓をいじらないでください。」って書いてあるの。命令されると頭にくるんですよ。分かります?同じ書くなら、ね?あの、「火傷するといけないので、ガスは何度でもやりますから、こちらにお申し付けください。」ってね、書いて欲しいんですよね。
プロって張り紙が違うんです。商人って思いやりが違うんです。思いやりの心が全然違うんです。ね?あの、商人ってね、商人の頭ってね、深々下げるためについてんの。誰に会っても。で、いつも頭下げてると、打ち出の小槌みたくこうやってやってると、たまにいい考え方が出てくるの。だから、よーく振るんだよ。
商人は深々頭下げる。だから、その辺の人でも頭を下げる。でも商人の下げ方は違うんです。その辺の姉ちゃんでも兄ちゃんでも笑うんです。でも商人の笑い方は、笑顔が違うんです。自分のとこは、お店がねちょっとひっこんでてね、立地悪いのよ。人が50 M 歩いてあなたに会いに来るような笑顔なんです。それがプロなんです。
それで自分はプロになるんだ。
本当のプロとは?
中途半端なプロはダメなの。ストリッパーになったら、しっかり裸になるんですよ。今日は寒いからももひきで踊るとか、そういうねぇ、ふざけた奴はブーです。ね?寒かろうがなんだろうが、プロ意識を持って、パッパッと裸になってもらわないと、お客さんも困っちゃう。
それと同じように、私たちも商人の道を選んだんだもの。ね?商店街で「あの親父感じ悪いね。」って言われてるような奴が商人なんてとんでもないんです。そういう人間はとっととサラリーマンに戻ってもらいたい。で、戻ると、サラリーマンもプロにならなきゃ大変なんです。
サラリーマンって立派なプロなんです。家庭の主婦も、専業主婦ですってことは、プロなんです。プロっていうことはどういうことですか?専属の、例えば料理作ります。旦那の料理しか作らない。旦那の料理しか作らないのに、いつもまずい。コックなんか、いろんな人の料理作ってんのに、合わせるのに。旦那のしか作らないのにまずいと、これはプロとしての自覚がないんです。大変です。これ、料理屋だった潰れます。
子育ても、よその子なんか、保育園なんかに預けると5人も10人も扱ってんのに、1人の子も育てられない。母親としてのプロじゃないんです。
プロになると何がおこる?
で自分はプロなんだって思うと、どういうことが起きるかって言うと、人間には守護霊ってのが付いてる。ね?信じなくていいんだよ。信じなくていいからね。守護霊がついてる。これは誰にでもついてる。ところがプロだと思った人にだけは、指導霊というのがつく。
その指導霊が、それが、いろんな本を、ふって本屋に行ったら本に手がいく。テレビでぱっとあれを見る。プロとして自覚すると気付きが出てくる。これが指導霊がやってくれるの。それでなおかつ頑張って、指導霊はくるくる変わるんです。一生懸命やってるとだんだん優秀なのがついてくる。
ね?ありがたいでしょう?だから私も困らないんです。もうちょっと頑張ってくっと、またもうちょっと優秀な人がついてきて、俺がこうやってぐっと顔をそっちに向けてくれたり、いろんなことしてくれるんです。みんなもそうなんだ。自分はプロですから。当たり前ですよ。このくらい言える人間になれば、大概のことは怖くないんです。
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斎藤一人さんのお話より